レンガ職人にみる仕事の捉え方、ひいては生き方。
仕事の目的を考えさせられる話に、 こんなイソップ寓話があります。 3人のレンガ職人の話 世界中をまわっている旅人が、 ある町外れの一本道を歩いていると、 一人の男がレンガを積んでいた。 旅人はその男のそばに立ち止まって、 「ここでいったい何をしているのですか?」 と尋ねた。 「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。 暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」 男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。 「なんで、こんなことばかりしなければ…