2022年の振り返りと2023の目標
去年の振り返りから1年が経ちました。
コロナと共存の生活にもずいぶん慣れ、世の中はリアル回帰の動きが大きくなりました。
その揺り戻しもあり、オンラインは軒並み業績が下がったように思います。
当社の業績も、コロナ特需から一変、創業以来初の減収となりました。
2022年の振り返り
得体のしれない恐怖
2022年の3月に行動制限の解除があり、オンラインの売上が下がり始めます。
後になってみれば、世の中がリアル回帰していくのでそのあおりを受けて業績が下がったんだなと分かりますが、渦中にいる間は、何が起こっているか全くわかりませんでした。
何を変えたわけでもなく、 いままで出せていた数字が全然出せなくなり、目に見えない恐怖が襲いました。
日々、数字が届かない。ずっと水の中に潜っているようで、息が続かず溺れそうになります。
そんな感覚があり、寝れない日も増えました。
色んな手立てを考えて実行するもなかなか成果につながらず。
そんなときに、経営者の友人に、「経営やってれば、寝れない日が来るのが普通。それに慣れてようやく経営者だよ。」とアドバイスをもらいました。
「そういうものか」と思いつつ、だんだん現状を受け入れられてきたのか、混乱におちいってから3か月ほどして、ようやく目先から少し遠くを見れるようになりました。
新しい挑戦
色々と小手先の施策ばかりやっていた3か月をすぎたあたりから、徐々に視野が広がってきました。そうして、あらゆる情報を集めている中で、2つ大きな決断をすることができました。
① モール出店による市場開拓
② 越境サイトによる海外ECの構築
コロナ需要が落ち着き、ようやくマーケットを冷静に見据えると、国内の食器EC市場は自分が思っていたよりもあまり大きくないことがわかりました。
このまま独自ECサイトをブラッシュアップし続けて、国内向けユーザーのマーケットを開拓するという手もありますが、市場規模から考えて、新しい市場を開拓しに行くことが得策だろうという結論にいたりました。
きっと業績が良いままだったら、この2つに目は向かなかったと思います。
また気づけば、お店は現場のスタッフたちが、しっかり切り盛りできるようになっています。
現場で、業務を判断し、お店がよりよくなるのは何だと、みんなで話し合い、組織を運営したり、アイデアを実現していってくれています。
このメンバーがいてくれるなら、僕は新しい挑戦ができそうだ。
そう思い、この2つの挑戦に挑むことにしました。
苦しいときにこそ、チャンスが訪れる。
そう信じて走り出せた、2022年だったと思っています。
2023年の目標
2022年は、もがいて、もがいて、もがいた1年でした。
その結果が実ったことはないですが、たくさんの種まきをすることができました。
今年は、
植えた種を育てる。
そんな1年にしたいです。
①一度やったことのブラッシュアップ
新しい施策って、やり始めは楽しいし、パワーがいるんですが、気づけばなぁなぁになり、情熱も消えて、一回やって終わり、ということが多いと思います。
実は、去年の施策の中に、おととしに仕込んだ企画があって、それを昨年バージョンアップしてリリースしたのですが、初回よりも反応がよい、かつすでにベースとなる素材ができてるので手離れが良いということがわかりました。
つまり、種まきしたものの初回がダメでも育てばちゃんと花開く、ということです。
毎年やる企画については、毎年毎年バージョンアップを重ねて、クオリティの高い企画にしようと思います。
②取扱商品の拡大
和食器という分野においては、ある程度成長させることができてきたと感じています。
それに伴い、もう少しだけ守備範囲を広げてみようと思っています。
商品ラインナップが増えることで、今まで実は拾ってこなかった定番商品のニーズ、あらたなマーケットニーズを拾っていける予定です。
ダメかどうかはやってみないと分からない。1年かけて拡大していこうと思っています。
③新規事業の育成
22年に行った、モールと越境の挑戦は始まったばかり。ここは中長期でしっかりと張っていきたいと思います。
特に海外については、5年後を見据えて、今よりも海外ニーズが下がるということは考えられないため、既定路線とすら考えています。
一言で越境といっても、マーケット調査だけで半年以上かかりましたので、本当にちょっとずつ、ちょっとずつ、あきらめずに地道に挑戦していきたいと思います。
育てきるには最低でも2~3年。
そのくらいのスパンをイメージしながら、一歩ずつ、確実に攻めていきたいです。