ブックマネジメント
最近、チームで読書会を取り入れました。
2週間に1回朝一で実施して、今2ヶ月が経過したところです。
今まで読書会というと各人がオススメの本を紹介したり
課題図書を決めて、みんなで読んでくるというものがあると思うのですが
これはもっとマネジメントとして重要な施策の1つと位置づけるべきだ、
と考えるようになりました。なので、ただの読書会という位置づけから、
考えを少しブレイクダウンしたところをブログに綴ってみます。
毎回、本については、僕がかなり悩んだ上で、出題しています。
※悩みすぎて出題が遅れたりしたときはすいませんでした。
課題図書については、
組織が、どういった思考回路のチームにしたいか?
今のメンバーの能力を引き上げるという観点で何を学んでもらうのが適切か?
という2つの観点から算出しています。
それぞれ、簡単に説明すると、
組織が、どういった思考回路のチームにしたいか?
本が、本人に与える影響は意外と大きいと思いますので、
組織全体のバランスが崩れないように吟味します。
例えば僕はわりと面白い思考回路の著者や、
経営者の本が好きで良く読むのですが、
これらを図書に与えると、組織の役割分担が
成立しなくなってしまうので、
全体的な組織力の引き上げをするために
必要な本が何かというのを考えています。
今のメンバーの能力を引き上げるという観点で何を学んでもらうのが適切か?
課題図書は、順序とタイミング、なぜその本が課題図書になったのか、
という背景も含めて説明します。
それがあるのとないのとでは、納得感が違いますし、
順序やタイミングが悪いと、全然しっくりこない。
A→Bという順序で読むから、思考の整理がされるのであって
逆だとピンとこない、とか今の組織にCという思考を持ち込むと
混乱が生じるとかそんなことをいつも考えています。
課題図書は、毎回、その本が今の組織に必要かどうか、
きちんと読み直して設定するので、
毎回2〜3冊読み直してから設定しています。
例えば、昔自分が読んで良かった本をオススメしようと思って
読み返してみると、ちょっと違うなとか、
これはもう3ヶ月先くらいに設定したほうがいいなとか、
そんなことが起こります。
そういったミスマッチが起こらぬようにきちんと現状と
本の提供価値を擦り合わせします。
次回は年末ですが、今年は年末年始の休みが長いので、
自分自身を向き合わせてくれる、
そんな本を課題図書にしたいなと思います。
※その類でオススメの本があればだれか紹介して下さい