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女のいない男たち

takezawa0502
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さっそく読みました。

短編集ということで、290ページくらいに6つのストーリー。

さっくり読めるのと、長編じゃないので、

あのズブズブと深い闇に入っていく感じはありません。

 

ちょうどよい、心のつっかかりが残る作品がほとんどで

とても心地よかったです。

 

いずれも単純な恋愛は一つもなく

人は、何かを背負って生きているんだなーと感じずにはいられない話。

 

『イエスタデイ』の陽気で誠実な木樽のキャラクターがとっても気に入ったのと、

『木野』の、自分が心と向き合っていく様(それは彼にとって望んではいないことだったのだが

きっとそれが現実を乗り越える起点であること)が描かれていくところに

心がぐーっとつかまれました。

 

このくらいの短編だと、深く潜りすぎないので、ちょうどいいなーと思いました。

 

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