2019年の振り返りと2020年の抱負
明けましておめでとうございます。
うちるでお買い物をしてくださる方、うちるを応援してくださる方、うちるスタッフのみんな、うちる店主(妻)、本当にありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いします。
2019年の振り返り
毎年行う、1年の振り返りと抱負。
面倒ですが、やると、その年どう動けばよいか決まるし、前年の結果を照らし合わせられるので良いですよね。
さて、昨年を、私は、 「我慢の年」と位置付けました。
いわゆる小手先のマーケティングで伸ばせる売上には限界が見えてきたので自力を高めたい、という想いの元、1年取り組みました。
大きく取り組んだ事柄は、下記の4点です。
1.うちるWEB陶器市を年1回→年4回に。
2.食品の取扱い(新たなジャンルの開拓)
3.オウンドメディアの強化
4.キナリノ店オープン
結果としては、前年比130%成長。
後半に仕込んだ結果が出てきましたので、直近の実績でいえば、前年比180%成長となりました。
前年の取り組みの狙いと結果について簡単に書いていきたいと思います。
うちるWEB陶器市を年1回→年4回に。
おととしに初めて実施した、うちるWEB陶器市。
1回目はかなり大きな規模で実施し、このイベント用に新しい事務所を借りたりと、大掛かりな取り組みを行い、分かったことは2点です。
・売上としても通常の約2倍程度、出たので大成功なのですが、データ分析していくと、このイベントによってアップセル(追加購入)された売上がそこまで大きくない、ということが分かりました。
→既存商品ではなくイベント用の目玉商品が沢山売れた、ということ。
・一方で、イベントを通じて、新しい顧客の開拓ができた、ということも分かりました。
→イベントは新たな集客につながる。
以上のことから、イベント労力を極力減らし、イベント自体を集客エンジンにしたほうが、結果としてはハネるだろう、と結論付けて、ミニマムな設計の陶器市を年4回実施することにしました。
結果、大きなイベントを1回実施するよりも、小さなイベントを4回実施するほうが費用対効果が高い、という結果となりました。
食品の取扱い(新たなジャンルの開拓)
うつわ専門店ですが、いずれは、暮らし全般をサポートするお店にしていきたい、という想いがあり、他ジャンルをテスト的にトライしてみました。
食品は、食器とは親和性も高く、うつわに関心がある人は、食への関心も高いだろうということで、新しい取り組みをはじめました。
全国各地の”ここは!”というおいしいものをつくっているお店に直接交渉して取り扱いをさせていただきました。
商品は良いものを集めることができたのですが、結果としては失敗。
理由としては2点です。
・食器のついで買いとしてのアップセルを狙ったものの、購入客は、その(有名な)食品を狙って購入することが多く、あまり食器とのシナジーを感じられなかった。
・食品自体は売価が安く、原価率が高いため、食品だけでは商売にすることはできない。
まだ時期尚早という感覚があり、おそらく店舗などを持ち、もう少しブランディング構築したいフェーズに入った際に再チャレンジが良いのかな、と考えています。
オウンドメディアの強化
自社のブログメディアなどの作り込みを強化しました。
オウンドメディアや、ブログ、という言葉自体はかなり使い古された印象がありますが、形は変われども読み物自体のニーズはまだまだ強くあります。
実際の雑誌編集に関わっていた方にも協力してもらいながらメディアを育てていきました。
結果として、アクセスが、前年比4倍と飛躍的な成長を遂げることができました。
反省点としては、私がかなり入り込まないと成立しないこともあり、自動運用ができるフェーズに乗せられなかったということがあります。
引き続き2020年も強化していきたいと考えています。
キナリノ店オープン
縁あって、昨年夏ごろから、キナリノ店に出店しないか、というお話をいただきました。
キナリノは出店店舗が絞られており(招待性)一般的なモールの印象があまり強くない点と、ターゲットイメージもかなり近く親和性が高いと感じ、進めました。
合わせて、在庫連携システムなども導入し、お店の裏側を再構築しました。
あまり表には見えませんが、お店のシステムは、いわば心臓。ここの構築にかなりの神経を使いました。
キナリノ店の結果としては、まだ3か月程度なので、はっきりとしたことは言えませんが、良くも悪くも想定範囲、という感じです。
こちらも引き続き取り組んでいきます。
2020年の抱負
…長くなりました。
さて、2020年は『ブランディング』の年と位置付けたいと思います。
いわゆる、うつわ店としての売上や規模はある程度になってきましたので、次は『うちる』というお店に対する信頼を高めることに力を入れていきます。
『うちる』というお店の名前が広がることで、指名流入の増加、メディアの露出、新事業への挑戦、他店との協業、広告費の削減、など良いサイクルに入っていけると思っています。
すぐに実現できるものではありませんし、具体的なシナリオもまだ弱いので、もう少しじっくり練りたいと思いますが、必ずやり遂げたいと思います。
追記ー20年2月
年始に、ブランディングと書きましたが、訂正です。
ブランディングに向かうための、バックオフィスの強化を掲げます。
職場の整備・・・現在借りている物件が手狭になっているので、近くに2号店を借りて、撮影チームをそちらに移管する。
労務の整備・・・入社手引なるものはあったのですが、より精度の高いものに作り直す。就業規則をまとめて、正社員を含むスタッフ全員の働き方を定める。評価制度を整備して、キャリアアップを目指せる環境づくりをする。
人員の整備・・・通年通じた採用強化。組織を、部署化させて、各部門の仕事と責任者を明確化させる。僕が兼任している業務をスタッフに移管し、よりブランディングに目を向けられる体制づくりを行う。
2020年はこれらをしっかり固めることで、組織としての強さを作り、会社成長をさせたいと思います。
1件のピンバック
2020年の振り返りと2021年の抱負 – 斜め上から目線-うちる社長ブログ-