これからの広告人へ
これからの広告人へ。
弊社プランニング局の三木がオススメしていて、最近広告本からはなれていたのですが、1時間ほどで読めますが、これは良書。必読です。
ここには、今必要とされている広告マンのあり方がすべて書かれているように思います。
以下、僕の備忘録につき、プランナーは刺さる場所が違うと思いますが抜粋。
・ユーザーは嘘をつく
└アンケートの回答には見栄や、なんとなく、などの要素が含まれており、事実と異なる場合が多い。
→これは鵜呑みにすることが多く、①あれ?と思った事象(たとえば、メルマガを毎週楽しみにしてる、とか)については、再度深堀調査をしたり、グルインやデプスインタビューをすることが望ましいと思った。
・クライアント自身が分かっていないことがある
└企画の趣旨が、二転三転することがあったり、それやる意味あるのかなー、なんてことは、クライアントの回答がすべて、という先入観から生まれる。先方社内も、社長の意見、部長の意見、現場の意見が食い違っているということがあるので、きちんと何をどう考えているかというのを、誰が、という軸も含めて考えるようにする。
→社内でも同様のことが起こる。社長、役員、MGR。みんな考えが違うので、それを整備することも非常に重要な仕事。
・プランニングのプロセスを明確にする
└ターゲット、インサイトの仮説、手法、実施などのプロセスを明確にすることで、成功しても失敗しても要因分析に戻れるので、次回はこうしましょう、と提案しやすくなる。またどこまでが合っているかを握れていると次回以降の提案が非常にスムーズになる。
→社内でも思考を議事録などで残し、あとで振り返れる癖をつける。意外と面倒な、議事録の一元管理。徹底するようにします。
広告人として必要な要素が、初級~上級まですべて含まれているので自分のレベルによって、なるほどと思えるポイントが変わる何度も読める良書だと思いました。