「好き嫌い」と経営
個人的には、すごーくツボでした。
基本的に、ビジネスで決断を迫られるのは、
良し悪しのジャッジではなく、好き嫌いの瞬間だ。
ということがよく分かります。
人は、何かしら判断し、生きており、その判断はその人となりにとても大きく左右される。
立場が大きくなればなるほど、その判断が導きだす影響は大きくなるというわけですね。
この本は、楠木先生と下記のような名だたる14人の経営者の対談形式になっており
その場にいるような感覚になります。
石黒不二代(ネットイヤーグループ)、江幡哲也(オールアバウト)、大前研一(ビジネスブレークスルー、経営コンサルタント)、佐山展生(インテグラル)、重松理(ユナイテッドアローズ)、出口治明(ライフネット生命保険)、永守重信(日本電産)、新浪剛史(ローソン)、原田泳幸(日本マクドナルド)、藤田晋(サイバーエージェント)、星野佳路(星野リゾート)、前澤友作(スタートトゥデイ)、松本大(マネックス)、柳井正(ファーストリテイリング
なかでも
日本電産の永守さんの、仕事や事業に圧倒的に突き抜けてやりきる”生き方”
と
ユナイテッドアローズの重松さんの、好きなことを好きなだけやった結果として今があり
体育会系が嫌いで常に自由にいたい考え方
がすごく影響を受けました。
重松さんの世界観は、特に感銘を受け、憧れをいただきました。
この本を読んでから、人と好き嫌いの話をすることが楽しくて、よくします。
よくよく考えると大人になってから、なかなか好き嫌いの話ってしないんですよね。
経営者が考えてることが垣間見えるとてもいい本です。