最近読んだ。渋谷で働く社長の告白。ダンスダンスダンス、ねじまき鳥クロニクル、アフターダーク
なんとなく、久しぶりに読み返したくて読みました。
新卒~若手くらいなら、起業家を読むよりもこっちのほうが絶対いいとおもう。
マネージャーの頃はよく買ってはメンバーに配ったりしてました。
改めて、これは、信念と覚悟の本だとかんじました。
孤独、上司や友達への裏切り、あとでつじつまを合わせるためのはったり、
悩み苦しむときに訪れる誘惑、業績悪化による世の中からの罵倒、
これらを振り切っても何かを成し遂げるという覚悟について考えさせられました。
事業も決まっていない中、資本金の半分を使って借りたオフィスで奮闘した話。
何をしても株価が上がらず、3年間迷走したが、ぼろぼろになっても達成した2004年の最終利益40億円。
これは資金調達がITバブルで225億円出来てしまったので、その10%は利益を出さないと株主に顔が立たないよね、というところから来ているみたいです。
ボロボロになっていたときに手を差し伸べてくれた楽天三木谷さんの話や
折れそうになる藤田さんを叱咤するUSEN宇野さん
ベンチャーとして働くとは。ということについて考えさせられます。
あと、高村さんがちょこっと出てくるエピソードも読んでにやっとします。
このエピソード結構盛ってるだろ、と思いました笑。
羊をめぐる冒険の続きのように描かれている、ダンスダンスダンス
羊をめぐる冒険が、喪失的なものがテーマだとすれば
そこからの復帰というのがテーマにある気がして、
ダンスダンスダンスが一番個人的にはすき。
ねじまき鳥は骨太なかんじでおもしろかったです。
途中の戦争の描写とかが重かったなー。
すげー読みやすかった。まあ、何って感じではないですが。