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マーケティングはCRMに向かっているのか

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2014年4月3日

写真 3

最近とても感じている、マーケティングの立ち位置の話が、(いや、マーケティングの話ではないのか?)今月の日経デジタルマーケティングにまとめられているような気がしましたので、ブログにまとめてみた。

 

オムニチャネルについて

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セブン&アイがうちだして、イオンなどでも取り組みが急がれているオムニチャネル。

オンラインでもオフラインでもシームレスに顧客が購買体験をできるようにする、という思想は、出来ることがあまりにも多く、何を実行するかの選択により成功が大きく左右する非常に難しい取り組みだと感じる。

 

上記の写真を見てみても、新聞やネットニュースで話題になっている機能(顔パスで商品を受け取れる、タブレットで決済ができる等)と、消費者が欲している機能のギャップにも注目したい。

これらのマーケティングは消費者の購買重要意思決定に影響があるとのことで経営戦略と据えているとのこと。

 

 

ゲオでは、月間600万人の店舗来店者に対して、今のうちにこれらのユーザーをオンデマンド化(アプリを通じて、オンラインレンタルしたり、プリペイドでチャージして店頭で支払いができたり)させるという。

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結果、実際に利用しているユーザーで90万人を超えており、これを300万人まで引き上げるとのこと。

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既存会員に向けた取り組みが増加

ジョージアでは、スマホ週刊誌アプリをリリース。

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コンテンツでは、「モテキ大根仁監督のインタビュー」や「マンガ稲中卓球部」、「さわれるグラビア妄想彼女」などかなり濃厚なコンテンツを閲覧できる。

さらに、ジョージア缶をリーダーにかざすことによってより深いコンテンツを見ることができる。

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メニコン、会員100万人向けにコンタクトの定期宅配をしてくれる月額サービス

コンタクトは、コンタクトレンズ切れを起こした際に店舗に行く時間がない、などで他社に乗り換えられてしまったという課題があった。

メニコン会員であれば、月額4620円と通常よりも安い金額で、コンタクトレンズが切れる前に定期的に配達してくれるサービスを始めた。

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マーケティングはCRMに向かっているのか

いままでは、ナショナルクライアントにおいては、インパクトのある、や、ユーザー参加型の広告、みたいなものが多く、そういったキャンペーンの提案が多かったが、ここ最近は、そういったキャンペーンが少し減ったように思う。

そういったキャンペーンは個人的にはすきだと思っている反面、新規ユーザー向けのものが多く、既存ユーザーがないがしろにされていたような印象も受ける。

 

スマホの普及、アドテクの進化などにより、今の既存ユーザーをどれだけ楽しませるか、ブランドを生活の中にとけ込ませるか、というところに視点がシフトしてきているような印象を感じている。

 

マーケティングというものが、より企業にとって深い取り組みになっており、広告代理店は改めて思考の整理と、高い視点での提案が必要になってきていると言える。

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