facebookが流行るかどうかの2010年の議論
過去の自分のブログをたどっていたらこんなエントリがありました。
facebookは流行るか?
2010年といえばアーリーアダプターにfacebook利用者が増えてきたくらいの時期だったように思います。
※WEB好きの男性(30代くらい?)と留学経験や海外在住の人が使ってた、みたいな感じでした。
このころ、しきりに交わされていた議論。
「facebook」は流行るのか?
こんな考察がありました。
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Facebookは今のままだと多分、日本で流行らないと思う。将来的に流行るかもしれませんが今のままだと、まず流行らない。アカウント作って何やっていいのか分からんサイトで終わると思う。ざっくり理由を書きます。
・FaceBookはかわいくないから
結論から言うとカワイクないからだ。もうそれだけだ。日本で1000万ユーザを超えるにはカワイクないといけないと思う。見た目が大事だ。それぐらい日本は見た目が重要だ。
・今のFaceBookのデザインはそのへんのチャラいおねーちゃんは理解できないから
デザインが分かりにくい。文字が小さい。レイアウトがガイジン流すぎて日本人には意味不明。でっかいナビゲーションバーがないと日本人は理解できない。フツーの日本人は理解できないものは考える前に別のサイトに行く。
・日本にはFaceBookより面白いサイトがいっぱいあるから。
多くの人にとってはFacebook見ているよりニコニコ動画の方が楽しいし、まとめサイトを見ているのが楽しいし、2ちゃんねるも、mixiもモバゲーもGREEもアメブロもあるし、Yahoo知恵袋も、発言小町もあるし、Pixivもあるし、はてなブックマークもあるし、そいつらより、Facebookが面白いかと言われると、よくわからない。
・今のところブルーカラーが理解できる面白さが少ないから
カワイイか、出会えるか、芸能人が出てくるか、カッコイイや、ヤバいか、面白いか、モテカワゆるふわキレイになれるか、自己満足に浸れるか、射幸性を煽りまくるか、優越感に浸れるかの要素が薄い。射幸性を煽るソーシャルゲームもあるけど英語だし、分かりにくい。日本の労働者の6割はブルーカラーでコンテンツに執着するのもブルーカラーだ。それを取り込む努力をしていない。
・日本のトラフィックはPCでなくモバイルだから
日本のモバイルのメインはまだまだガラケーだ。ソーシャルゲームがケータイで遊べない時点でだめだと思う。1000万PV/月ないと最低限の存在価値を認めてもらえない日本のモバイルは異常だと思う。そんな中、Facebookも一応、ケータイに対応はしてるがテキトーすぎる。
・そもそもローカル化が中途半端
すぐ英語がでてくる時点でだめだと思う。尖閣諸島のビデオが流出した日のYahooモバイルのアクセスの1位と2位が「水嶋ヒロの小説」と「小西真奈美の結婚の噂」のニュースだった。尖閣諸島のニュースは9位だった。そんな国の国際感覚をFaceBookは理解していない。飛んでくるメールも途中まで日本語で途中から英語とかある。英語読める人にはいいけど、日本じゃ受け入れられないと思う。時間が解決すると思いたい。myspaceのように最後までローカライズが中途半端にならないことを祈る。
・ファンページがホムペに負けているかも
ファンページの仕組みはすばらしいと思う。これはすごいいいと思う。しかし、ケータイ屋からするとケータイのホムペやアメブロやCroozeの方が絡みやすくて充実しているように思う。何より「カワイクない」。各種ケータイコミュでもファンページのようなものも作れるし、彼女たちは空き時間にケータイのメールの作成画面でデコメ(HTML)で編集して投稿する仕組みなので、あっちのほうが使い勝手がいい気がする。知り合いのファンページをいくつか見たけど、リア充すぎて泣きそうになった。俺がファンページを否定する理由の98%がそれだ。
※一部抜粋 編集しています。
参考:http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2010/11/facebook-efc8.html
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これを読んでどう感じるでしょうか。
この考察は全く異論はないと思いますが、結果流行った。
この頃はfacebookがうまくモバイル対応できていなかったりとか
スマホが流行ってなかったりとか、まだ英語表記もあったりとか
だいぶ状況が異なりますが、改めてインターネットって分からないなと、そう思う考察だと思いました。